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雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

25歳の特派員

旅行・地域 メディア

 今日は休刊日なので、同業他社を表敬してきた。もちろん飛び込みではなく知り合いがたまたまいて、その紹介を受けてなわけだけれども、電話で話したときはけげんそうな感じだったが、実際顔を合わせてみると結構楽しく話もでき、その後友人も交えて夕食に出かけて、ついにごちそうにもなってしまったから、まあ何事も当たってみるものだと思った次第。
 この会社、特派員(支局長)が25歳で、スタッフは20代の男女2人。現地スタッフはいるが、付加的業務のテレビカメラマンを委託しているだけで、取材執筆業務は本国からの派遣者だけでやっているのだという。「毎日10本も書いて大変だ」という。こちらは1日2-3本、かなぁ(メディアの形態が違うので単純に比較はできない)。
 支局長はこの国の文学が専門とかで、すでに当地に4年いるから相当しゃべれるのだけれど(英語が小生とほぼ互角か)、それにしても、東大文学部の●●文学科を新卒で卒業していきなり特派員に任命、25歳で支局長、なんて人事をする度胸は、弊社に限らず日本の会社のどこでもないんじゃなかろうか。当人は優秀な人物だと思うけれどもである。
 まあ現地スタッフを抱えていないから、労務が少ない分だけそういうことが可能なのかもしれないが、それにしてもである。こういうことが可能なのは、もちろん国情や組織形態の違いはあるけれども、やはり組織の度胸みたいなものが違うからだ、とつくづく思わされた。 ちなみに当地の新華社の支局長にもお会いしたが、やはり20代後半から30そこそこ、エリートである。現地語はどうか分からないが、もちろん英語もちゃんと話せて書ける。
 しかし、いいことばかりではなくて、スペシャリストを育てる人事というのは、どうしてもその人に組織が依存することになるので、その人に転職されたりするときのダメージは大きくなる。また、在任期間が長期になるので、不祥事もどうしても起きやすい(というのが日本型組織の説明になるだろうか)。
 まあいろいろ自分の属する組織のことについてもも考えさせられたけれど、こういうことを知ることができるというだけでも、なかなか興味深い晩だった。