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雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

この国の車事情

旅行・地域

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 途上国に行けば行くほど、その国の車事情は気になる。まして公共交通が不便で渋滞が激しいこの国の首都では、車の中で過ごす時間も長い…。
 結論から言うと、この国で一番多い車は、起亜自動車の「プライド」。乗ってみるとすこぶる安っぽいし安全性という点では日本の軽よりも劣る感じで、これで割り込み信号無視当たり前の公道に出るのはきわめておっかないのであるが、まあちゃんと走る。
 2番目がプジョー206。とにかく206。405もあるそうだが、ごくまれに見かける程度。3番目がシトロエンのエクザンティアと、フランスPSAグループが続く。
 これらはいずれも国内でライセンス生産されており、中東唯一の自動車製造国というのが国の誇りでもある。
 一方で古い国産車「ペイカン」(ベースはヒルマン・ハンター)もまだかなり走っているし、車検がなくてガソリンが超廉価なので、革命前のアメリカ車!なんていうのも走っている。
 一方でどこの国でもメジャーな日本車やフォルクスワーゲンの姿は、この国ではほとんど見かけない。輸入車の関税は極めて高いのだそうなのだ。

 ちなみに産油国ゆえ安価だと思われているガソリンなのだが、モータリゼーションによる消費量の増加によって、製油能力の不足し実は輸入分が多い。補助金負担に耐えかねた政府は、今年に入りついに公定価格で買える量を月ごとにICカードで制限することになった。
 イラン暦の月末だった21日、配給分を使い切ろうとする人でガソリンスタンドには長蛇の列。昨晩給油しておいたというイラン人スタッフは、「それでも1時間待ちだった」と渋い顔である。