読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

Suica余話

旅行・地域

 これまで田舎暮らしをしていたから、就職してから定期券を買ったことがない。地方中核都市とはいっても自転車で通勤できる距離に住んでいたことも多いし、当然マイカーも持っていた。
 あるいは地下鉄に乗るくらいの距離であっても、地方の地下鉄の場合、プリペイドカードにかつての国鉄オレンジカードのような割引が付いていて、毎日確実に乗るわけじゃなければ(週休2日制の普及も大きい)、あえて定期を買う必然性もなかったのだ。

 何でも、札幌の地下鉄の定期券販売数は夏と冬で大きく違うのだそうで、夏は自転車(ないし歩き)で通勤、凍てつく冬だけ地下鉄定期を買うという人が多いらしい。確かニューヨークの地下鉄も定期券がなかったはず。
 
 自分が東京で暮らした生徒・学生時代は紙の定期券からプラスチック化、さらに磁気定期へと移り変わった時代だった。
 今や定期もSuicaPASMOの時代で、クレジットカードに定期を埋め込み、さらにオートチャージまでできるというからすごい。モバイルSuicaであれば携帯電話に定期を埋め込めると言うから(壊れたら困りそうだが…)隔世の感がある。

 ちなみに自分は私物のJALカードSuicaを持っているが、残念ながらこれには定期券を埋め込めないのだそうだ。しかし、このカード、JALのフリークエントトラベラー特典マイルなんかがSuicaに移せるのだけれど、移したSuicaの残金(チャージ)は当然ながら私鉄やバスやJR西日本でも使える。
 提携関係も何もない相手でJALマイルが使えるというのは、半ばチャージが「通貨」化してきた現れといえると思うのだが。しかしこの通貨、機械に通さないと「額面」すら現認できない代物でもある。かつてハイウェイカード(ハイカ)が偽造で発行停止に追い込まれたように、もし似たような決済上の問題がFeliCa系統ののSuica/PASMO/ICOCA/Pitapaで起こったら、その影響は社会問題化することは必至だろう。

 こんな通貨が流通可能なのは、やっぱり日本が平和すぎるということか。イラクじゃ無理だろうなぁ…。そのうちある私鉄の経営が傾いたら、Suicaチャージとの交換レートが変動したりするのかも(笑)そこまで行かずとも、そもそも財務省はこの「第2通貨」化をどう考えているんだろうか?

 さて、いろいろ調べると新居はJR沿線だが地下鉄も使える。「JRの通勤定期の割引率は50%で比較的高く、月16往復すれば元が取れる」のだそうだ。問題は会社と家を電車で16往復するかなのだが…。夜飲みに行ったり、深夜でタクシー帰りになったり、実家に寄ったりすれば定期が役に立たないケースも多かろう。月の実働が20日を下回ることはないと思うが、休みでも遊びに出かけるケースもあるはずだ。
 一方で通勤定期であれば銀座や秋葉原でも途中下車ができるルート。最初に戻って磁気定期もSuicaも、モバイルSuicaもある。悩みは深まった。