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雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

On the Loop(家探し余話)

 事実上初めて東京で家探しをすることになった。東京だと家探しにも家賃・広さだけでないいろんな要素が組み合わさって複雑で、インターネットの助けを借りても限られた日程を余儀なくされる上京組には辛いものがある。

 さて、何を条件にしたかといえば、「環上」。つまり「環状の上」であり、要は山手線の駅から歩いていけることを条件にした。
 つらつら思案するに、環状線というのは、回るから一見時間がかかりようでいて、実はかなり便利だ。特に山手線のように主要なビジネス街と繁華街を網羅していれば、そのメリットは大きい。
 つまり、職場と住居、特定の2点間を結ぶならともかく(とはいってもそのケースが多いだろうが)、それ以外のケースを考えた場合、最寄りの駅が環状線の環の上であれば、全ての場所に、環の所要時間の半分で行けることになる。
 つまり山手線であれば1周1時間だから、全てのほぼビジネス&繁華街に分で行ける。また運賃も最高で190円で済む。

 もう一つの環状線のメリットは「冗長性が高い」ことではないだろうか。一方の周回が止まっても、逆回りで目的地に到達できる可能性が残っている(時間はかかるが)。
 これは放射線上の路線の駅では絶対に享受できないメリット。
 ついでにこれは環状線とは関係ないが、東京の場合、地下鉄よりもJRは概して1時間終電が遅く、1時間初電が早い。これは深夜3割増しのタクシー代を考えた場合、微妙に財布に影響してくる。

 これだけ(勝手に)利点を力説してきたが、世界の大都市にすべからく環状線があるというわけでもない。
 東京・大阪は当然とはいっても、知る限りでは名古屋、北京、モスクワ(以上地下鉄)、ベルリン、ウィーン(市電)くらいではないだろうか。パリは高速環状線はあるが、電車はなかったように記憶する。ベルリンのSバーンも東京で武蔵野線に相当するような郊外環状線といった方が正しいように思える。シカゴの環状線は環が小さすぎてまた微妙。
 というわけで、東京ならではの利便性を強調してみたのだけれど、さて、どの駅に住むのかって?
 まあ29駅ありますからね。。。