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雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

ほりえもんと「オネアミスの翼」

 ほりえもん逮捕のニュースに隠れてしまったが、H-IIAロケット8号機打ち上げ成功

 関係者の皆さん、おめでとう。愛国者じゃないけれど、ロケット打ち上げを国威発揚とか、そんなことと関係なく、幸せな気分で喜べる国に生まれたのは、幸せなことだなあと思う。
 打ち上げコストに課題だとか、衛星市場だとか、そんな野暮なことばかり言うな、と思ってしまうよ(ただし、日本人の技術の進歩には、どうも逆風に遭わないといかんような、プロジェクトXの見過ぎ?)。
 悔しいけれど、やっぱり指令室で、チームで抱き合って喜べるような仕事をしてみたい、とも思う。今の仕事は基本的に個人主義だから。それともやっぱり中の人間関係難しかったりして(笑)

 そういえば、隣の記者に聞くと、ほりえもんことライブドア前社長の堀江貴文氏は、「オネアミスの翼」が好きで、常々「続編を作りたい」と言っていたんだそうだ。

 恥ずかしながらDVDを持っているのだけれど、新自由主義の申し子で、「女は金についてくる」のような発言で、毀誉褒貶相半ば、ヒールとすら見られている人が、ああいう映画が好きだ、っていうのは、ものすごく意外な感じがする。
 さえない男が突然王立宇宙軍の宇宙飛行士に選ばれ、マスコミに囲まれ寵児になった葛藤、ちょっと性格きつい!?彼女とのやりとり。。。
 どれもメディアで喧伝される”お金が全て”の堀江流とはちょっと違う映画のように思える。

王立宇宙軍?オネアミスの翼? [DVD]

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 「人間の顔をした社会主義」と「人間の顔をした資本主義」の距離はあんまり遠くないだろうと思う伝統的リベラル、というか自分はとにかくアンチ新自由主義者なので、彼の「帝国」たるライブドアという企業には興味がないし、株を買おうとは思わないけれど、富を十二分に得た堀江氏が、最近宇宙事業や、たまたま正月のテレビで見たけど、再生医療にかける夢(まあ、どちらの事業にも始めるにはふんだんにお金がいるね)を語り出すのを聞いて、「本当にやりたかったのは、実はこっちだったのか?」とも思えて、ちょっと堀江像を見直し始めた矢先の逮捕だった。、

 これは日本人お得意の判官びいき、ってことなんだろうか。どうも特捜部には逮捕に苦情が殺到しているらしく、知人のガ島通信氏が「特捜部は世論を読み違った」なんてメッセージを送ってきてた。さあどうだろう。

 でもアメリカ流新自由主義だと「勝ち馬に乗る」バンドワゴンが正しい態度よ、ってことになるような気も…。それでも、川で溺れた犬を棒でつつくような真似は、やっぱりしたくないな。