雑観練習帳

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「野村ノート」

野村ノート

野村ノート

 かれこれプロ野球を観て20年になる。ひいきチームは変遷したけれど、最初に野村克也氏の本を読んだのは、清原が新人の年、1986年だった。いろんな本が図書館にあったけれど、納得できるように書いてあったのは野村氏の本だけだった。
 阪神の久万オーナーが野村氏を監督に招へいする際、幹部らを前に「君らは野村さんの本を読んだことがあるのか」と一喝したという伝説があるが、それだけのことはあるのである。
 一方で、以前の著書よりテクニカルな部分は影を潜め、むしろ心理的なものに重きが置かれている。これはやはり70歳の円熟なのか。
 いずれにせよ、面白い監督が日本プロ野球界に帰ってくる。
 メジャーにはメジャーの良さがあると思うが、やはりテクニカルな日本の野球が好きなのだ。
 野村氏の個性や采配にはおそらく毀誉褒貶あると思うが、それでもやっぱり、楽しみだ。