雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

コンテンツ

 記者というコンテンツ提供業の立場から言えば、コンテンツを揃えるのは大変です。
 今時のマスコミの記者は働いてない、といえばそのとおりかもしれませんが、逆に言えばそれほどに速報というのは、もともと非効率(無駄が多く)そしてお金のかかるものなんです。たとえば通信社がやるような24時間ニュースよりも、締め切りのある新聞社の方が安価(少ない人数で)にコンテンツの量を揃えられるだろうし、夕刊がある新聞社より朝刊単独紙の方が効率が良い。新聞よりも雑誌ならもっと簡単かつ効率的に人的資源を使えます。
 2chやブログが取って代わるといいますが、RSSリーダーの機能が向上しても、プレスリリースそのものを読みこなそうという人間がどれだけいるかと思います。そんなに暇な人ばかりではないでしょう。
 ブログを書き出すと、こんな面倒なことを無償でやれるのは、売名か宣伝の動機でもないと続かないんじゃないか、と。
 ライブドアとか楽天はポータルという場所貸し業に徹することで、コンテンツを自前で揃える努力を回避してきたわけですが、その規模が大きくなればなるほど、自前でコンテンツを確保していかないといけなくなる、というジレンマがあるように思えます。
皆さん賢い人たちなので、いまその辺に気付きだしたという感じなんでしょうか。