雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

メール難民

 ここ数ヶ月、SPAMに悩まされている。特に英文がひどい。まだバイアグラなんていらねっつの!
 先日使っているプロバイダがようやく迷惑メールフィルタに対応したので、早速使ってみた。かなりはじいてくれるが、要るものまで拒否してしまうので、微妙…世知辛い世の中。
 ここ数日、メールソフトが落ちるトラブルに悩まされている。今どきといわれるかも知れないが、私はほぼ10年にわたってAL-Mailを使ってきた。
 今どきAl-Mailを知らない方も多いと思うのだが、Outlook Expressが影も形もないころから使ってきたのだから許してほしい。このソフト、XPとの相性が良くないようで、他で使っているPCでもエラーが出る。もうサポートも中断しているようだ。なにしろ受信メールのX-Mailerをみると、「Outlook Express以外は人間にあらず」の世の中であることを思い知る。

というわけで、全く気が進まないのだが、いよいよ見切りをつける方向で検討を始めた。
 パソコンというものに触れて20年、ネットに接続してまもなく10年になる。Nifty-Serveで受信したメールをAL-Mailに移し替えるのにえらく苦労したのを覚えている。ラブレターもあった…(ネットを始めて以来の全メールを実はAL-Mail上で保存している)。これは一つの人生の記録になってきた。

 ちょっと思い出話を許してほしい。まだ大学でもインターネットは理系の研究室で細々と使われているだけだった。Netscapeすらない時代、出先でメールを送るために、一生懸命UNIXのコマンドを覚えた。
"Mosaic"を使ったことも。NTTのURLが昔”http://www.ntt.jp/"だったとか、知ってます?(そのころインターネット研究の国内の旗手だったNTTは、インターネット上で”特別”な存在として扱われていた)

 で、このAL-Mailからいままでなぜ乗り換えなかったのか。
 このソフト、HTMLメールも使えないし、まったく単純な機能しかない。
 しかし重要なのはこのソフト、メールを1通1ファイル、しかもプレーンテキストで保存しているのである。
 ヘッダが壊れたり、どっか行ってしまっても、ヘッダは加除修正してしまえばいいし(だからNIFTYから移行できた)、メールフォルダだけ上書き保存して修復しまえばそれで回復。”Namazu"全文検索もできる。何しろメーリングリストを含めて10万通を管理しているのに、まったく安定していた(過去形)
 アーカイブにつかう機材の第一条件は、性能ではない。何より堅牢で、修復が容易なことである。


今回落ちるようになったのも、AL-Mailが悪いと言うより、OSの問題だと思うのだが、もはや巨人には逆らえぬ。
 久々に感傷的になってしまった。

 Outlookはメールのインポートができてもエクスポートが難しいブラックホールのようなソフトなので却下。
次期ソフトはサポートなんかも考えるとBecky!Shuriken Proあたりになるだろう。
というか、諸行無常、今風にいえばドックイヤー。他の選択肢は不安すぎる。
Shurikenは悪くなさそうだが、生ヘッダがいじれない(ヘッダがむちゃくちゃなメールというのが、やっぱりたまに届くのですよ)ので、美観上どうか。Becky!は使ったことがある。とても高機能なのは良いが、生ヘッダはいじれない(一応”ヘッダを直接編集”というコマンドがあるので許すが)、さらにアドレス帳が使いにくい。
また模索の日々が始まりそうだ。