雑観練習帳

ニュースの現場で思うことつれづれ

読んでください

江川紹子ジャーナルライブドア堀江貴文社長のインタビューを掲載した。
ぜひ読んでもらいたい。特に既存メディアに所属する人々に読んで頂きたいのである。
ロイター通信の話。コストセンターとプロフィットセンター。
インタビュアーは「良心的な」ジャーナリスト。議論は最後まで全くかみ合っていない。
以下引用する。

――新聞も、いくつか比較してみれば……
 みんな見比べたりしないじゃないですか。そんなことするのは一部のマニア。一般市民のほとんどは、朝日新聞の一面に書いてあることは本当だと思っている。ウソじゃないけど、歪曲されているのに。

――では、朝日新聞をとっている人は朝日新聞をやめて、ライブドアの新聞を見て欲しい、ということか。
 それはない。うちはただ新聞を出すだけ、好きな人は読んでね、と。
 紙を出していると、それっぽいじゃないですか。紙を出しているのとないのでは、全然違う。
 今、インターネットのニュースって、あまり信用しないのに、紙の新聞のニュースって、発行部数がしょぼい新聞でも本当かなって思っちゃう。

――出すからには、こういうモノを出していきたいというのはないのか。
 そういうのは、おせっかいですよ。読者は別にそんなもの求めていない。そんなもの押しつけたくもないし。

――編集方針とかはどうするのか。
 そんなもん、何もないですよ。
(一部字詰め、改行を修正)

しかし、私は、堀江社長でなくても、「こういう人間がいつか現れることは避けられない」とずっと思ってきた。
最後に選ぶのは読者。それが自由主義である。堀江社長の発言はきわめて刺激的だ。もちろん常識的なメディア人は強く反発するだろう。私もその一人ではある。
しかし、そういう人々はその人たちにとっての「理想のメディア」を作ればよい。というか、作るしかない。
記者クラブの規制とか、そういう隠微なカルテルを強めたところで、それでは言論の自由は守れないと思うのだ。
ギルドはあってもよい。記者の公的認証制度が必要だという議論をこれまでしてきた。
しかし、ギルドの加盟基準はまさに公平でなければならない。それが民主主義である。